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Mint Julep、Keith Kenniff、Ryan Teagueなど良質な作品のリリースが続くロンドンのVillage Greenからリリースされた、State River Widening〜Phelan / Sheppard〜Ellis Island Sound〜Smile Down Upon Usなどのメンバーとして活動しているDavid Sheppardと、Ochre名義でBenbeculaから作品をリリースしているChris Learyのふたりによる新プロジェクトSnow Palmsのデビューアルバム。
異なる種類の鉄琴〜木琴を使ったポリリズミックなフレーズのレイヤードに、ピアノ〜オルガンなどの鍵盤楽器の美しいフレーズや、アコギのアルペジオ、荘厳なストリングス、さらにエレクトロニック・サウンドによるアレンジも少々加えた、ポスト・クラシカル+アコースティック・インスト。Ochreもピアノやストリングスも加えたエレクトロニカも聴かせていますが、どちらかと言えばOchreよりもDavid Sheppard のState River Wideningに近い作風で、鉄琴&木琴のミニマルなフレーズを中心としたフォーキー&クラシカルなスタイルの、メロウでファンタスティックなサウンドを作り上げています。Tortoise、Lymbyc Systym、Dosh、Mice Parade、Jaga Jazzistあたりを彷彿させるポストロックな面もあるサウンドでもありますが、優しく朴訥とした雰囲気のもっとフォーキーな肌触りのあるアルバムとなっています。ポストクラシカル、フォーキーなポストロック、アコースティック・エレクトロニカなどのファンのかたに幅広くオススメな優美でメロディックなアルバムです。全11曲38分収録。
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