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ロンドンの3人組State River Wideningのうちの2人、Keiron PhelanとDavid Sheppardの別プロジェクトPhelan Sheppardの2006年作の2ndフルアルバム。
美しいアコギフレーズの反復と穏やかに舞うチャーミングなエレクトロニクス、そこにトランペット、ヴァイオリン、ヴィヴラフォン、オルガンなどのムーディーなフレーズなどを重ね合わせた、ジャズ~音響~ラウンジ~オーケストラルなアレンジを取り入れたエレクトロ・アコースティック~ポストロック。State River Wideningよりもビート感は希薄ながらも、しっとりつま弾かれる心地よい波のアコースティック・サウンドがやわらかい陶酔のグルーヴを作り出しています。今作はさらにインストだけでなく、スペイン人女性ヴォーカルInes Naranjoのささやきスポークンヴォーカルも数曲でフィーチャーして、60年代フォークのような淡く霧がかったサイケ・ドリーミーな世界も展開。State River Widening同様に、メロディアスでオーガニックな生音+エレクトロニクス・サウンドのファンのかたに大スイセンな1枚です。