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n5MDの主宰者で、Bitcrushとしても作品をリリースしているMike CadooによるDryftの、2014年作の前作『The Blue Vent』以来7年振りのリリースとなる2021年作の4thフルアルバム。
ひび割れたノイズ混じりの乱れ打ちのビート、重たくも尖った力強くバウンドするキック〜ベースの低音の効いたブロークン・ビートと、奥行きと広がりのある幻想的な揺らめきのシンセのドローン、霞みがかったシンセ〜仄かなフィードバック〜幽幻的なコーラスなどを重ねたシンフォニックなサウンドによる、ドラマティックで壮大なアンビエント〜エレクトロニカ〜IDM。儚げな浮遊感のあるアンビエント・サウンドと、荒さがほとばしるアグレッシヴで強靭なビート〜エレクトロニック・サウンドが融合された、悲しくも美しい叙情性の中にヘヴィーでノイジーな面も内包したビート・トラックを作り上げています。Mike Cadooの活動初期のポスト・インダストリアル/IDMのGridlock、Dryft〜Bitcrushの初期作の頃からのファンの方にもオススメなアルバムです。LPのみでのリリース。