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サントラ作や編集盤のリリースはありましたが、オリジナル・アルバムとしては2014年作の『Abandoned City』以来3年振りのリリースとなる、ドイツのピアニストVolker BertelmannによるHauschkaのフルアルバム。
今作はHauschka作品ではお馴染みの、ピアノの弦にいろいろなものを挟んだり乗せたりして多様なサウンドを作り出すプリペアド・ピアノに加えて、Player piano、Pianolasとして知られる自動ピアノも新たに導入して制作。古い自動ピアノは巻紙(ピアノロール)に記録された楽譜を読み取って演奏されますが、本作では現在の録音データを使ってプログラミングされた自動演奏による自動ピアノを使用。美しいムーディーなピアノの調べと、ビートやエレクトロニック・サウンドのように音色を変えたプリペアド・ピアノのドラマティックであり、またどこかミステリアスであったりする多彩なサウンドに、人力の演奏では不可能なスピードや複雑さのあるサウンドでも組み込み構築された、これまで以上に緻密でかつ独創的なピアノ〜クラシック・サウンドを作り上げています。また深く新たにプリペアド・ピアノの可能性の探求に踏み込んだ、引き続きこれまでのHauschkaの作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全9曲42分収録。
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