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Benbecula、Parallax SoundsなどからリリースしているカリフォルニアのBrian Ellisと、本名名義の他にもMilieu〜Coppice Halifax名義などで膨大な数のリリースを続けているサウスカロライナのBrian Graingerの、アメリカのふたりのBrianによるコラボレーション・アルバムがJonas Munk(Manual)も主宰者のひとりのレーベルEl Paraisoからリリース。
仄かな淡いトーンでつま弾かれるデリケートなアコースティック・ギターのアルペジオ〜サイケな陶酔感のある緩やかなギター・サウンドと、ヴィンテージ・シンセやテープ・マシーンを使った霞がかった幽玄的なサウンドでなだらかに流れていく、黄昏のアコースティック・インスト。サイケ、民族音楽、アシッド・フォーク、ディープなアンビエントなどとも通じる面のあるサウンドも聴かせていますが、El Paraisoの他のリリースに多く、またBrian Ellis自身もソロとは別のプロジェクトで参加している、ヘヴィーなバンド・サウンドのサイケデリック・ロック〜プログレッシヴ・ロックのタイプのサイケ〜トリッピーなサウンドではなく、穏やかでチル・アウトな心地良さのあるアコースティック・サウンドを聴かせています。Brian Graingerにしては珍しいフォーキーなサウンドの作品ですが、Brian Graingerのソロ作品のファンのかたにもまた新しい魅力のひとつとしてオススメなアルバムです。全10曲41分収録。マスタリングをJonas Munkが手掛けています。
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