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Milhaven、Tupolev、Port-RoyalなどをリリースするオーストリアのValeotからリリースされた、ドイツ ベルリンの3人組The Pattern Theoryのデビューアルバム。
タイトな小気味良いドラムと、軽やかにつま弾かれる流麗なアルペジオ、艶やかな響きの高音部を多用したメロディックなギターフレーズ、ややひねりを加えたトリッキーなツイストフレーズなどのスムースに流れるギターサウンドに、清涼感のあるなだらかなシンセ、ヴォヴラフォンなども加えた、清らかな美しい流れで聴かせるインスト・ポストロック。デリケートに綺麗目な単音フレーズを奏でていくラウンジーな心地良い展開を軸に、時おり粗いざっくりとしたギターサウンドで沸き上がるダイナミックな展開や、マスロック、クラウトロック、プログレともリンクするタイトな反復や変則的なフレーズ、曲調〜テンポが曲中で変化する構成なども盛り込んで、爽やかでメロウな中にもひとひねり入れたキャッチーなサウンドを繰り広げています。Tortoise〜Sea And Cake、Small Sailsあたりから、Enemies、Yamon Yamon、Rooftops、This Town Needs Guns、Maps And Atlases、さらにmiaou、Autumnleafあたりまで通じる、清らかなギターサウンドのファンのかたにオススメなアルバムです。全8曲43分収録。
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