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自身が立ち上げたレーベルAueticからリリースされた、Library Tapes名義でリリースするDavid Wenngrenの本名名義では初となるフルアルバム。
淡くぼやけたトーンで奏でられる叙情的なピアノフレーズ〜静ひつなストリングスなどが、ドローン調の緩んだ響きで重なり合ってゆったりと流れていくクラシカルなアンビエント〜ドローンサウンド。アルバムタイトルにもなっているように、David Wenngrenが不眠症だった時期の深夜〜早朝に録音した曲がほとんどだそうで、それもあってか意識がぼやけてはっきりとしていないような、霞んだ風景の白昼夢サウンドをこちらでは聴かせています。基本的にLibrary Tapesの延長でもあるサウンドですが、Library Tapesでのアブストラクトなエレクトロニックサウンドやテープノイズなどのチリヂリとした細かい音はあまり使わず、デジタルプロセッシングによるピアノ〜ストリングスの浮遊感のあるサウンドを用いる事で、Library Tapesより大らかで瞑想的な揺らめきのあるアンビエントサウンドを作り上げています。全9曲30分収録。
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