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スウェーデンのLibrary Tapesの2007年作の3rdアルバム。
今回はPer Jardsellは参加しておらず、どうやらDavid Wenngrenソロプロジェクトになった模様です。ノスタルジックなピアノのメロディを主体に、その後ろで流れていく風景のようにざわめく物音や雑踏のようなテープノイズ、フィールドレコーディングサンプル、グリッチなどでしみじみと佇むクラシカルなアンビエント・サウンド。シネマティックな静寂の雰囲気は変わらずも、アブストラクトな面や厳かなダウナートーンはこれまでよりも控え目で、少しぼやけたアナログな質感のあるウォーミーな響きで美しいピアノ+ラップトップによる郷愁のサウンドを聴かせています。Goldmund、Eluvium、Hauschka、Max Richterなどのピアノをつかったサウンドがお好きなかたにオススメなアルバムです。全11曲32分収録。