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Fields We Found名義で活動しているAlex Goldが2023年に始めたUKの新興アンビエント・レーベルquiet detailsのリリース第3作目は、UKのLuke Sangerのフルアルバム。本名名義以外にも多数の別名義でもリリースしていますが、そのほとんどのアルバムはカセット・テープかLPでのリリースのため、本名名義では8作目のアルバムとなる本作が初のCDでのアルバムのリリースになります。
にじんだ淡いトーンで漂うファジーなシンセ〜シンセのドローン、カラフルでコズミックなシンセなどをレイヤードした柔らかい浮遊感のあるサウンドと、細かく瞬き散らばる精緻なエレクトロニクス〜霞んだノイズギター〜アコースティック・ギターの断片的なサウンドや、フィールド・レコーディングの微細なサウンドなどを組み合わせた、幻想的で繊細なアンビエント〜エクスペリメンタル・サウンド。メロディックであったり、時にはディープな深遠さもあるいくつもの各数分の曲を途切れる事無く繋ぎあわせて、アブストラクトな細かいサウンドと緩やかに漂うぼやけたサウンドが溶け合いゆっくりと流れる、全体でひとつの大きな時間と空間を使った1曲となる組曲的な構成のアンビエント〜エクスペリメンタル作となっています。同じくquiet detailsからリリースしているThe Humble Beeのファンのかたにもオススメなアルバムです。前2作のquiet detailsのリリース作と同じく、デジタル版は各曲名も付いた全13曲に分けられていますが、フィジカルのCD盤は曲間が区切られずすべての楽曲をひとつにまとめた全1曲49分での収録になります。見開き6面パネルの紙ジャケットでのリリース。
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