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ベルギー在住のアメリカ人女性アーティストChristina Vantzouのフルアルバム。コラボ作やKranky以外のレーベルからの限定のカセットでのアルバムのリリースなどはありましたが、アルバム名に番号を付けているKrankyからのアルバムのリリースとしては、2018年作の『No.4』以来4年振りのリリースになります。
感傷的な美しいメロディーを奏でるピアノ〜ストリングス、ハープ、クラリネットなどの優雅なクラシック・サウンドと、妖しく霞んだ不鮮明なシンセ〜シンセのドローン、不規則に鳴らされる奇妙な効果音的なエレクトロニクス〜フィールド・レコーディングのサウンド、ミステリアスなコーラス〜ヴォーカル〜ヴォイス・サンプルなどを組み合わせた、シネマティックなポスト・クラシカル+アブストラクトなエクスペリメンタル〜ダーク・アンビエント・サウンド。総勢17人のミュージシャンが参加しており、様々な楽器も使われていながらも豪華なオーケストラ・サウンドではなく、それぞれの消え入りそうな儚く不鮮明な各パーツが流動的に形を変えながら繋がって行く、ミニマルでかつ自由度の高いプロダクションで、前作以上にディープなアンビエント〜音響サウンドとクラシックが融合した独自のサウンドを作り上げています。全11曲36分収録。
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