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Shelter Pressからリリースされた2018年作の前作『Stadium』以来3年振りのリリースとなる、NYのパーカッショニストEli Keszlerのフルアルバム。
ドラム〜パーカッション、鐘、木琴〜鉄琴などの打楽器によるアブストラクトなビート、ダウン・ビート、ダビーな緩いビートなどの多様なトライバル〜パーカッシヴなビートと、ローズ・ピアノ〜シンセの落ち着いたムーディーなサウンドや、スモーキーなジャズ〜クラシカルなサウンド、コラージュのように散りばめられたヴォイス・サンプル〜エレクトロニクス〜エフェクト音などの巧みに組み合わされた多彩なサウンドで展開される、シネマティックなエレクトロニック・ジャズ〜エレクトロ・アコースティック〜アコースティック・ポスト・ロック〜エクスペリメンタル・サウンド。前作『Stadium』はスピーディーな細かいドラミングを多用したフリージャズ・タイプのトラックが多い内容でしたが、今作ではテクニカルな速いドラムのトラックは1曲のみで、緩めのテンポのリズムのトラックを中心に、ラウンジ〜イージーリスニング系のトラックから、ジャジーなエレクトロニカ、民族音楽〜フリーフォークのエクスペリメンタル、Oneohtrix Point Neverのようなアブストラクトなエクスペリメンタル〜エレクトロニック・ミュージック、Thrill JockeyのTortoise周辺を思わせるような音響〜ポストロックなどなど、様々な要素を盛り込んだサウンドを自在に繰り広げていいます。Eli Keszlerがこれまでリリースしてきたレーベルなどの実験的な電子系から、オーガニックなアコースティック系の作品のファンのかたまで幅広くオススメなアルバムです。全11曲48分収録。
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