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アルゼンチンのFederico Durandのフルアルバム。カセットテープ、LPのみでのリリースや、コラボ作のリリースはありましたが、CDでのアルバムのリリースは2年振りになります。
穏やかに佇むシンセ〜ピアノ〜ローズ・ピアノなどの仄かなドローン、緩やかに繰り返されるサンプリングされたフレーズのループや、アコースティック・ギター、オルゴール〜ベルの朴訥とした優しいサウンド、微かなノイズ〜反響音などが溶け合う淡いサウンドがゆらゆらと漂う、デリケートなアンビエント〜エクスペリメンタル・サウンド。カセットで録音された素朴な質感のサウンドが、緩やかな流れの中でループされて優しく染み渡っていく、アブストラクトでありながらもノスタルジックな温もりや儚い美しさを感じさせるサウンドを今作でも聴かせています。引き続きFederico Durandのこれまでの作品のファンのかた、The Boats、offthesky、Taylor Dupree、Marcus Fischer、Porya Hatamiあたりのアンビエント〜エクスペリメンタル系のサウンドのファンのかたにもオススメなアルバムです。マスタリングをTaylor Dupreeが手掛けています。
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