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2013年作の前作『Schnee』以来2年振りのリリースとなる、ドイツ人ピアニストHenning Schmiedtの5thフルアルバム。今作も引き続き、これまでのすべてのアルバムをリリースしている東京のflauからのリリース。
これまでの作品も、『Schnee(=雪)』『Spazieren(=散歩)』『Wolken(=雲)』などタイトルに沿ったテーマ/コンセプトがありましたが、今作はドイツ語でワルツ=Walzerと付けられたアルバム・タイトル通り、ワルツ(円舞曲)にインスピレーションを受けて製作された作品になります。清らかな瑞々しさや、優しい心地良さのある可憐なメロディーを、軽やかに、流れるようにつま弾くピアノで聴かせる、ノスタルジックで美しいピアノ・ソロ作品。少しもの悲しさのある楽曲でも暗さや重さなどは感じさせず、今作もこれまでの作品同様にアルバム全編を通して、Henning Schmiedtならではの心洗われるような優美なピアノの世界に浸れるアルバムとなっています。今作もピアノ・ソロ作品、ピアノを中心としたポスト・クラシカル系の作品のファンのかたに幅広くオススメなアルバムです。全18曲55分収録。
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