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これまでの3枚のアルバムに引き続き東京のflauからリリースされた、ドイツ人ピアニストHenning Schmiedtの4枚目のリリースとなるフルアルバム。2012年に行なわれた日本ツアーの際に限定販売されたEP『Schnee』の世界観を発展させて、同タイトルでリリースされたアルバムとなります。
しみじみとつま弾かれるノスタルジックなフレーズや、美しい清々しさのあるフレーズなどの、持ち味である繊細かつ透明感のあるメロディアスなピアノのフレーズに、エレクトロニクスを使ったアレンジや、音響処理を施したプロダクションも少し取り入れたピアノ・ソロ〜ポスト・クラシカル・サウンド。『Wolken』〜『Spazieren』ではエレクトロニクスほとんど取り入れていませんでしたが、今作はまた『Klavierraum』の時と同じようにエレクトロニクスも麗しいピアノ・サウンドに織り交ぜて、ドイツ語で「雪」を意味するタイトルが付けられている通り、冬の景色、雪の景色が浮かんでくるような静かで澄んだ世界をしっとりと作り上げています。今作も引き続きこれまでのHenning Schmiedtの作品のファンのかた、ピアノ中心のポストクラシカル系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全17曲42分収録。
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