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スウェーデンのAxel WillnerによるThe Fieldの、2011年作の前作『Looping State Of Mind』以来2年振りのリリースとなる4thフルアルバム。手書きの文字のみのジャケットのシンプルなアートワークは変わらずも、黄色〜クリーム色だったこれまでの3作から今作は色が黒に変わっています。
タイトでミニマルな4/4ビート、細かい反復のシンセ〜シンセ・ベースなどによるシンプルに淡々と刻まれるビートと、不鮮明な霞がかった淡いシンセ〜シンセのドローンのレイヤード、歪んでうねるスペーシーなシンセや、トランシーなエフェクトのかかったヴォイス・サンプルのループなどのサイケでトリッピーなサウンドによるミニマル・テクノ〜テック・ハウス〜アンビエント・テクノ。本人によれば今作の楽曲は「今まで以上にダークでスロウ」な面を探求していったようで、これまでよりエクスペリメンタル面が出ているトラックもありますがダークな作風とまではいかず、基本的には過去3作の流れも汲むThe Fieldらしいシンプルなループで、メロディックな浮遊感と催眠的な心地良さのある4つ打ちのダンス・トラックを作り上げています。これまでのThe Fieldの作品のファンのかたはもちろん、サイケ、クラウト・ロック、ニュー・エイジなどを消化したコズミックなシンセ・アンビエント系の作品、Gas〜bvdub〜The Sight Belowのようなアンビエント〜アンビエント・テクノのファンのかたまでオススメなアルバムです。全6曲54分収録。
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