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Rec90からRune Grammofonに移籍してリリースされた、ノルウェイの5人組Low Frequency In Stereoの4thフルアルバム。1stリリース時デンマークをベースに活動していたのでメンバーは皆デンマーク人だとずっと思っていたのですが、ノルウェイ出身だったようです。
ポストロックファンの注目を集めた北欧ポストロックの名盤1st以降、2nd〜3rdでNYガレージパンク〜プログレジャズ〜サイケ路線のサウンドへとチェンジしましたが、メンバーが一人増えた今作ではその流れを汲みながらもまた若干マイナーチェンジ。サイケ〜ガレージッシュな渋いギターサウンド〜オルガンがゆったりとうねるミドルテンポのブルージーなサウンドや、アップテンポの軽快な勢いのあるサウンドに、これまでよりもポップなうたメロの男女ヴォーカルのうたもフィーチャーして、クラウトロック〜プログレ〜ポストロックなどがミックスされたコズミックなインディーロックを展開。Kinski、Samuel Jackson Five、Blonde Redheadあたりのサウンドに、Stereolabのポップ感が加わったようなトラックを今作では作り上げています。3rdあたりからの彼らのヴィジュアルイメージとなっている近未来的なモダンでスペーシーな雰囲気と、60年代〜70年代のオールドロックテイストが出会ったような独自のムードを醸し出している1枚です。全8曲41分収録。
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