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1999年からこの名義での活動をはじめ、7インチ、フルアルバム作品を数枚リリースしている、ブリストルのSam WisternoffによるSJ Esauの2007年作のフルアルバム。
グリッチ~コラージュチックなエレクトロニクス・アレンジと、ローファイな目の粗さのあるドラムとよれたアコギ、けだる気なささやきのうたのフォークロックや、ホーン~ストリングスを加えたノスタルジックなアコースティックポップ、アグレッシヴなギターサウンドのインディーロックなどがミックスされた、型にはまらない柔軟なフォーキーサウンドを聴かせる全12曲34分。Electric PresidentやFog、Why?、Beckなどにも通じるセンスがありますが、どちらかと言えばブレイクビーツ~アブストラクト・エレクトロニカな方面よりも、もっと同郷のMovietoneなどに通じるようなトラディッショナルなフォーキーテイストが軸となっているサウンドをつくりあげています。