Raul Refree & Pedro Vian : Font de la Vera Pau [CD-R]

00年代初頭から活動を続け、これまでAcuarela Discos、GlitterbeatなどからリリースしているRaul Refreeと、Modern Obscure Musicの主宰者で自身レーベルからの数多く作品をリリースしているPedro Vianの、スペイン バルセロナの2人のアーティストによるコラボレーション・アルバム。

優美なピアノ、コズミックなシンセ、オルガンのドローンなどの鍵盤楽器の艶やかで浮遊感のあるサウンドと、ヴィブラフォン～マリンバ、アコースティック・ギターの断片的なサウンドのループ、微細なエレクトロニクス～フィールド・レコーディングなどのアブストラクトなサウンドによる、デリケートで美しいアンビエント～エレクトロ・アコースティック～エクスペリメンタル・サウンド。Alice Coltrane、Sun Raなどのコズミック・ジャズ、細野晴臣、吉村弘などの日本のアンビエント～環境音楽、Steve Reich、Terry Rileyなどのミニマル・ミュージックなどのふたりが影響を受けたという音楽を融合させたような、実験的ながらも綺麗な響きのサウンドや、瞑想的な深みのあるサウンドが巧みに組み合わさった、独自の魅惑的なサウンド・スケープを作り上げています。同じスペインのSuso Saizにも通じる、フォーク、クラシック、ミニマル、電子音響などの様々なタイプのアンビエント～ニューエイジ系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全9曲31分収録。紙ジャケット、盤はCD-Rでのリリース。