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90年代から本名名義でのリリースや、いくつかのプロジェクトでリリースしてきた、NYのGeoff GershによるAmbient Fieldsの自主制作でのリリースされたフルアルバム。これまでAmbient Fieldsとして、2017年にデジタル・アルバムを4作同時にリリースしてますが、3年振りのリリースとなる今作がフィジカルでは初のリリース作品になります。
クリアな冷えたトーンのギターのドローン、繊細な薄い膜のようなギターのフィードバックのドローンを幾層かに重ね合わせた大らかな広がりのあるサウンドと、エフェクトをかけて電子音のように加工したアブストラクトなギター・サウンド、センチメンタルな儚いフレーズや、荒涼とした吹き荒ぶ風の音のようなノイズ〜フィールド・レコーディングなどによる、メランコリックなアンビエント〜ドローン・サウンド。今作はGeoff Gershがフィヨルドの入口に位置するアイスランド北部の街「Ólafsfjörður」の人里離れた場所に、ガイド無しで6週間滞在した時に制作された音源で、各曲はすべて「何日目」と制作された滞在日数の日が付けられている、場所と時間が結びついた楽曲が収められています。凍てつくような寒さを感じさせるディープなトラック、広大な光景が浮かぶシンフォニックな美しいトラック、切ない叙情性を感じさせるポスト・クラシカル〜アンビエント・ポスト・ロック・タイプのトラックなど、アイスランドの自然〜土地から感じたものをギターを駆使して表現された荘厳なアンビエント作品です。全10曲67分収録。盤はCD-R、パッケージは前面部が円形の透明なカバーで加工された特殊な缶ケースで、Ólafsfjörðurで撮影された風景のカード7枚、バッジ2個も付いた豪華仕様で限定100枚でのリリース。
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