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UKのSam ShepherdによるFloating Pointsの2年振りのリリースとなるフルアルバム。これまで自身が主宰するレーベルPluto、Egloからのリリースでしたが、今作はNinja Tuneからリリースされました。
2017年作の前作のアルバム『Reflections - Mojave Desert』は、ライヴ・バンドと共に制作された、ポスト・ロック〜エクスペリメンタル・ロックなスタイルのバンド・サウンドでの作品でしたが、今作は初期のEP作品の頃のような即興性のある初期衝動の感覚を持って作られた、ダンス・ミュージック〜エレクトロニック・ミュージックへと回帰した作品に。疾走感溢れる4/4ビート、ブレイクビーツ、パーカッシヴな軽快に弾けるビートと、トランシーなシンセ〜エレクトロニック・サウンド、なだらかに浮遊するムーディーなシンセや、ピアノ〜、ストリングスなども使ったジャズ〜クラシックなテイストも取り入れたサウンドによる、ダンサブルなエレクトロニック・ミュージック+アンビエント・サウンド。サイケ〜コズミックな陶酔感や、ジャジーな艶っぽさもあるビートレスのアンビエント〜エクスペリメンタルなトラックも展開しながらも、ビート・トラックはどのトラックもベース・ミュージック〜ダブ・ステップ〜UKガラージ〜ジャングル、テクノ、エレクトロニカ〜IDMなどがミックスされた、キレとドライブ感のあるハイブリッドなエレクトロニック・ミュージックを繰り広げている、Floating Pointsの原点回帰とこれまで培った成熟したコンポーザーとしての力量と探究心が結実したようなアルバムに仕上がっています。全12曲44分収録。
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