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ヴォーカルDaniel Burtonを中心とするEarly Day Minersの2006年作の5thフルアルバム。
これまでもピアノ、ストリングスなどが染みる静ひつなサウンドのなかでゆったりと沸き上がる奥行きのあるギターを聴かせていましたが、今作ではそのギターをクリアな鳴りではなく歪みや反響音などのエフェクトを増幅させて、シューゲイザー的でもある淡く煙ったウォール・オブ・ノイズ空間を構築。大らかに空間を旋回する4ADからHydra Headのアーティストまで想起させるノイジーギター、そこに元々の持ち味である繊細なアルペジオや、黄昏のペダルスチール、ストリングス、そして哀愁のささやきヴォーカルが加わった、アンビエンスなノイズの揺らめきをまとったスロウコア~インディーロック。ゲストの女性ヴォーカルがメインヴォーカルをとるトラックもあり、フォーキーな枯れよりもしみじみとしたなかにもムーディーな艶のある新たなうた世界をつくりあげています。Dan Matz(Windsor For The Derby)、Johnathon Ford(Unwed Sailor)、Matt Griffin(OLO)などが今作はメンバーとして参加。そしてミックスはJohn McEntire(Tortoise)が手がけています。