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The Orbのメンバーで、ソロでもKompaktの他にもR&S〜Apollo、Plug Researchなどからリリースしてきた、ドイツのエレクトロニック・ミュージック界の重鎮Thomas Fehlmannの、2018年年末にリリースされた2018年2作目のリリースとなるフルアルバム。
今作は1929年のベルリンをテーマにしたドキュメンタリー映像のために制作されたサントラ・アルバム。霞んだシンセのドローン、古ぼけたイージー・リスニング、ラウンジ、ムード音楽が仄かに鳴っているようなくすんだ催眠的なサウンドと、ミニマルな反復のベース音〜4つ打ちのビート、微かなエレクトロニック・サウンドのループなどで少ない起伏のサウンドで展開される、ミニマル・テクノ〜エクスペリメンタル・テクノ〜アンビエント・サウンド。スモーキーでドープなアンビエント感のあるトラックや、クラシカルなムードのあるトラックなど、ミニマルなサウンドながらも映像的でバリエーションに富んだ深みのあるエレクトロニック・ミュージック・トラックが揃ったアルバムとなっています。サントラ作ですが引き続きこれまでのThomas Fehlmannの作品や、KompaktのWolfgang Voigtのリリース作のファンのかたなどにオススメです。全15曲42分収録。
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