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近年自身のレーベルAuxiliaryや、ドイツのHoroなどから主にヴァイナルやカセットテープでのリリースが続いていた、USカリフォルニア州在住のJames ClementsによるASCの2019年最初のリリースとなるフルアルバム。CDでのSilent Seasonからのリリースは2016年作の『No Stars Without Darkness』以来のリリースで、通算6作目のアルバムのリリースになります。
雄大な浮遊感溢れるシンセ〜スペーシーなシンセ、仄かな反響音などの上方になだらかに広がるソフトなハイトーンのサウンドと、荒涼としたベース音〜ノイズのドローンなどの、揺れ動きながらも少し粗さや重さのあるサウンドが折り重なって、幻想的な深みのある揺らめきの世界を作り上げていくビートレスの繊細なアンビエント〜ドローン・サウンド。テクノ、IDM、ダブ・ステップ、ドラムンベースなどのエレクトロニック・ミュージック作品もリリースしてきたアーティストですが、今作はこれまでのSilent Seasonからのリリース作品と同じ流れを汲む、センチメンタルなムードながらも美しさのあるアンビエント〜ドローン・サウンドを聴かせているアルバムとなっています。引き続きこれまでのSilent SeasonからのASCの作品、Silent Season、Glacial Movements、Archives、Dronarivm、Home Normal、echospace [detroit]あたりのレーベルののアンビエント系の作品のファンのかたにオススメです。全8曲66分収録。
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