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00年代は主にAnticonからリリースし、2010年代に入ってからはカセット・レーベルのBaroやStones Throw傘下のLeavingなどからリリースしている、David MadsonによるOdd NosdamのフルアルバムがギリシャのSound In Silenceからリリース。
エコー〜ディレイ〜トレモロなどのエフェクトのかかった弛緩したシンセや、反響音〜エフェクト音、歪んだノイズ、細かいエレクトロニクスなどのワンフレーズがゆらゆらと浮遊しながらループされていく、ディープなミニマル・アンビエント〜ドローン〜エクスペリメンタル・サウンド。スモーキーなサウンドにビートを入れたブレイクビーツ〜ダウンテンポなども以前の作品では聴かせていますが、今作は全曲ビート・レスで、シンプルに繰り返され漂うファジーで催眠的なサウンドを聴かせているアルバムとなっています。ビート・レスの作品ですがこれまでのOdd Nosdamのエクスペリメンタルなサウンドのファンのかたにも、サイケ〜スペーシーなシンセ・アンビエント系の作品のファンのかたなどにもオススメです。全10曲33分収録。折り畳み型の紙パッケージの前面にステッカーを貼ったハンドメイドのパッケージ、盤はCD-Rで限定200枚でのリリース。
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