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Stephen HitchellとのEchospace〜cv313、本名名義〜DeepChord名義などでリリースしている、デトロイトのRod ModellによるA601-2名義での1stフルアルバム。2000年に1作だけこの名義を使った12インチがリリースされていますが、この度A601-2としての初のアルバムがリリースされました。
今作はタイトルにも「Shibuya」と付けられている通り、Rod Modellが来日時に渋谷(と新宿)で録音したフィールド・レコーディングを元に制作。仄かに揺れる延々と続く幽玄的な持続音のループ、空間を微かに覆う霞んだノイズと、山手線の駅でのアナウンス、人々の話声、街の雑踏などのサンプルが入り混じりゆらゆらと流れていく、ディープで幻想的なミニマル・アンビエント〜エクスペリメンタル・サウンド。「Hypnagogia」とは覚醒から眠りへ移行する入眠の状態、覚醒と睡眠の間の状態を意味する言葉のようで、まさに現実の世界のフィールド・レコーディングを使って、非現実的な夢うつつのまどろみの世界へと意識がぼやけていく状態が表現されているようなアンビエント作品です。Rod Modellのビート系の作品とはまた異なる作風ではありますが、echospace [detroit]のアンビエント〜ドローン系のファンのかたにもオススメなアルバムです。全1曲61分収録。
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