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アルバムのリリースとしては2012年作の前作『Elemental』以来4年振りのリリースとなる、UKマンチェスターの2人組Demdike Stareのフルアルバム。
わずかなエフェクト〜ノイズ、霞んだシンセやヴォイス・サンプルなどが漂う仄かに煙った空間で、テクノ、インダストリアル、ジャングル、ブレイクビーツ、ダブなどを自在に行き来する、鋭い乱れ打ちのビート〜エッジの効いた尖ったビート〜つぶれたノイズ混じりの機械的なビートなどの多彩なグルーヴィーなビートが躍動する、トライバルなエレクトロニック・ミュージック。独特のスモーキーな空気感は変わらずも、これまでのノイズやドローンでズブズブと深みに沈んでいくような暗黒感のあるサウンドや、断片的で崩したアブストラクトなサウンドよりも、サウンドにすき間も空けたビート中心のプロダクションで、ダンサブルでハードでドープなビート・トラックを繰り広げているアルバムとなっています。同じModern LoveのAndy Stott、Demdike StareのMiles WhittakerとAndy StottのユニットMillie & Andreaや、Diagonal、Pan、Tri Angle、Hospital Productionsなどの独創的〜先鋭的なビート系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全9曲51分収録。
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さらに、初回プレス盤は、前作のアルバム『Elemental』と本作『Wonderland』の間の2013年〜2015年に、12インチEPで限定リリースされていたクラブ・ミュージック志向のEPシリーズ『Testpressing』シリーズの全7作を収録したCDアルバムが2枚付いた、見開き8面パネルの紙ジャケットのCD3枚組仕様でのリリース。『Testpressing』シリーズのトラックは、それまでの作品以上にビートを効かせつつもノイズ〜ドローン・サウンド、トリッキーなエレクトロニクス〜エフェクトなどでも重たく覆ってくる、まさに『Elemental』から『Wonderland』へと至る架け橋になっているようなドープな音響サウンド+ビート・ミュージックのトラックが揃っています。オリジナルはほとんどすべてが廃盤の12インチのヴァイナル・リリースのため、貴重なCDでのコンパイルになります。
Disc-2: Testpressing #001-003
1. Collision
2. Misappropriation ♪Listen
3. Grows Without Bound
4. Primitive Equations ♪Listen
5. Elogy
6. Dyslogy ♪Listen
Disc-3: Testpressing #004-007
1. Fail ♪Listen
2. Null Results
3. Procrastination ♪Listen
4. Past Majesty
5. 40 Years Under The Cosh
6. Frontin' ♪Listen
7. Rathe
8. Patchwork