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2014年作の『Quixotism』に引き続きEditions Megoからリリースされた、オーストラリアのOren Ambarchiのフルアルバム。コラボ作のリリースはありましたが、単独名義のソロ作のアルバムとしては今作が2016年最初のリリースになります。
ポリリズミックな細く刻まれる反復のビート、トライバルなドラムによる躍動するパーカッシヴなリズムと、コズミックなエレクトロニック・サウンド、ノイズ〜エフェクト音、フリーフォームな崩したギター・サウンド〜ギター・ノイズなどのアブストラクトなサウンドが飛び交う、ミニマル・テクノ〜エクスペリメンタル・テクノ〜クラウト・ロック〜・エクスペリメンタル・サウンド。今作ではOren Ambarchiはギターのみで、その他のドラム、エレクトロニクス、シンセなどは各トラックでJim O'Rourke、Mark Fell、Ricardo Villalobos、Arto Lindsay、Keith Fullerton Whitman、Joe Taliaなどの錚々たるアーティスト達をコラボレーターとして迎えて制作。ストイックに無駄をそぎ落としたサウンドながらも、テクノ、音響から、サイケ、ノイズ、ミニマル・ミュージック、ノー・ウェーブ、ポストパンクなどを縦断する多方向へと広がるサウンドで、近年のEditions Megoからのアルバム『Sagittarian Domain』〜『Quixotism』の流れを汲むミニマル・テクノ+クラウト・ロックなサウンドが、凄腕のアーティスト達によってさらに激しさ、リズムの強さも増して繰り広げられています。全3曲40分収録。
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