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これまでのアルバムに引き続きn5MDからリリースされた、フランスのFrank ZaragozaによるOcoeurの4thフルアルバム。
霞がかった仄暗いシンセ〜フィードバック、厳かなストリングスなどのドローン・サウンドと、反響音も仄かに染み渡る静ひつなピアノ、わずかなクランチ・ノイズ〜グリッチ・ノイズ、入り組んだ緻密なビートなどによる、クラシックの要素を取り入れたメランコリックなアンビエント〜エレクトロニカ〜エクスペリメンタル・サウンド。これまでの作品でもアンビエント寄りのトラックを見せていましたが、今作はエッジの効いたビートをフィーチャーした本来のサウンドの中心となっていたIDM〜エレクトロニカ・トラックは数曲だけで、これまでの少し陰のあるアンビエント・サウンドを発展させ、クラシック・サウンドと融合させたようなビート・レスの叙情的なトラックを中心に展開。n5MDのエレクトロニカ〜アンビエント系の作品のファンのかただけでなく、ピアノやストリングスを使ったエクスペリメンタル、ポスト・クラシカル系の作品のファンのかたにもオススメなアルバムとなっています。全10曲45分収録。
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