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東京のflauからリリースされた、台湾の男女混成5人組室内楽バンドCicadaのフルアルバム。
今作は台湾でリリースされている、2013年作の『邊境消逝 (Coastland)』と2015年作の『仰望海平面 (Light Shining Through The Sea)』の、海をテーマに制作された2作のアルバムから選曲された楽曲を、再ミックスとリマスタリングをして新たな作品として生まれ変わらせたコンセプト・アルバムになります。切ないジャジーなピアノ〜優しく奏でられる繊細なピアノ、アコースティック・ギターによる柔らかい叙情的なサウンドと、高らかに響き渡るヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの優雅なサウンドによる、ドラマティックで美しいポスト・クラシカル・サウンド。本作の元となってる2作のアルバムは、台湾の工業化されて汚染されてしまった地域の海と、まだ豊かな自然の残る地域の海の2つの海の物語を描いた作品のようで、それらの海や海の中の情景を感じさせる、少しもの悲しい厳かなムードと光射すような開放的で躍動感のあるムードのトラックの両方で、流麗で豊潤なクラシカル・サウンドを作り上げています。Erased Tapes、130701、Sonic Pieces、Denovali、flauなどのレーベルのメロディックで麗しいポスト・クラシカル系の作品のファンのかたに大スイセンなアルバムです。全13曲73分収録。
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