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00年代初頭からKompakt、Ware、Sending Orbsなどからリリースしてきた、ドイツのMarkus GuentnerのフルアルバムがUSポートランドのA Strangely Isolated Placeからリリース。Markus Guentnerの近年のリリースはすべてデジタルでのリリースだったため、フィジカルでのリリースはSending Orbsからの2009年作のアルバム『Doppelgaenger』以来6年振りのリリースとなります。また、これまでのA Strangely Isolated Placeのヴァイナルでのフィジカル・リリースはコンピレーション・アルバムと、ArovaneとHior Chronikのコラボ作でしたので、今作がレーベル初の単独アーティストのフィジカル・リリースとなります。
静かに波打つデリケートな揺らめきのシンセ〜厳かな緊迫感も感じさせるシンセなどのシンフォニックなドローン・サウンドに、すき間も埋めるように空間全体を覆う霞んだホワイト・ノイズ〜ハーシュ・ノイズ、粗いノイズのドローン・サウンドなどもレイヤードした、ドラマティックなアンビエント〜ドローン・サウンド。ドローンの奥の方で微かに鳴っているビートを取り入れているトラックもありますが、基本的にはビート・レスのサウンドで、仄暗くも美しい幻想的な世界を作り上げています。ダブ・テクノ〜アンビエント・テクノなどにも通じるノイズ・ドローン〜アンビエント、ポップ・アンビエント系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。マスタリングをRafael Anton Irisarriが手掛けており、またRafael Anton IrisarriはMarkus Guentnerと近いタイプの作品をリリースしている別名義のThe Sight Belowとしても1曲ゲスト参加しています。見開きジャケット、少し紫〜灰色がかったくすんだ色のクリア・ヴァイナルの2枚組LPでのリリース。ダウンロード・コードも付いています。