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90年代後期から活動を続けるエレクトロニカ・ユニットPretty Boy Crossoverのメンバーで、ソロではPanoptique Electrical名義でリリースしているオーストラリアのJason Sweeneyと、現在主にソロのThe Declining Winter名義でリリースしている、Hood〜Memory DrawingsのRichard Adamsのふたりによる新プロジェクトGreat Panoptique Winterのデビュー作がギリシャのSound In Silenceからリリース。2014年に先にデジタル・オンリーでリリースされていましたが、Sound In Silenceから限定のCD-Rでもリリースされました。
ローファイなドラムのブレイクビーツ〜ジャジーなドラム、緩やかなピアノ〜アコースティック・ギターや、にじんだエフェクトのかかった不鮮明なシンセ〜フィードバックなどによるもやのかかった薄曇りのサウンドと、Richard Adamsの寂し気な囁きのヴォーカル〜儚いコーラスなどによる、メランコリックなエクスペリメンタル・ロック〜インディー・ロック。楽曲の作曲・プロデュースはすべてJason Sweeneyのほうが手掛けていますが、少しアブストラクトなフォーク〜エレクトロ・アコースティック、物憂げなアンビエント〜エクスペリメンタルなどのテイストも内包したサウンドで、Hood〜The Declining Winterの世界観にも近い、Richard Adamsの魅力も引き出した独特の寂寥感のあるうたとサウンドを聴かせています。Hood〜The Declining Winterのファンのかたにもオススメな作品です。全6曲27分収録。マスタリングをISANのAntony Ryanが手掛けています。いつものSound In Silence作品と同じく折り畳み型の紙パッケージの前面にステッカーを貼ったハンドメイドのパッケージ、盤はCD-Rで、ナンバリング入りの限定200枚でのリリース。
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