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2012年作の前作『Valohiukkanen』に続いてFonalからリリースされた、フィンランドのLaura NaukkarinenによるLau Nauの4thフルアルバム。
今作はドキュメンタリー映画のために製作されたサウンド・トラック・アルバムで、声も取り入れていますが楽器のひとつのようなコーラスのみで、今作は基本的にはヴォーカル入りのうたもののトラックは無しインスト作品になります。ドローン調に加工されたストリングス〜幽玄的なコーラス、微かなノイズ、オルガンのドローンなどをレイヤードしたシンフォニックなドローン・サウンドに、ピアノの儚い音色なども溶け込ませた、神秘的なミニマル・ドローン〜エクスペリメンタル・サウンド。やや実験的な作風のアルバムではありますが、フリー・フォーク、ポスト・クラシカルなどのテイストも感じさせる、Lau Nauならではの独特の空気感や麗しさもあるサウンドを聴かせているアルバムとなっています。これまでの作品のファンのかた〜Fonalの作品のファンのかただけでなく、Miasmah〜Type〜Hibernateあたりのレーベルのエクスペリメンタル〜ドローン系の作品のファンのかたにもオススメなアルバムです。全12曲39分収録。
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