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90年代後期〜00年代初頭の12Kの活動初期の頃にリリースしていたDan AbramsによるShuttle358の、2004年作の前作『Chessa』以来11年振りのリリースとなるフルアルバム。
霞がかった不鮮明なシンセ〜ソフト・サイケな緩んだ催眠シンセや、ギター、フィードバックなどのドローン・サウンドと、微細な瞬きのノイズ、グリッチーなエレクトロニクス、幽玄的な囁きのヴォイス・サンプル〜儚いコーラス、フィールド・レコーディング・サンプルなどを組み合わせた、ノスタルジックなアンビエント〜アンビエント・エレクトロニカ〜エクスペリメンタル・サウンド。久々のリリースとなりますが以前の作品の流れを汲む、デリケートで細やかなサウンドと、催眠的な浮遊感のあるサウンドが溶け合いなだらかに漂う、優美な揺らめきの世界を今作でも作り上げています。これまでのリリースのファンだったかた、12Kのウォーミーなアンビエント〜ミニマル系の作品のファンのかたなどにオススメなアルバムです。全10曲収録。現時点ではCDのリリースの予定は無く、LPオンリーでのリリースとなっています。添加物の無い純度の高い塩化ビニール「Virgin Vinyl」を使った180gの重量盤で、限定500枚でのリリース。