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長い沈黙を破り突如シカゴのカセット・レーベルBaroから2014年10月にリリースされた、HoodのChris Adamsのソロ・プロジェクトBrackenのフルアルバム。Anticonからリリースされた2007年作の1stアルバム『We Know About The Need』〜翌2008年に自主リリースされた企画盤『Eno About The Need』のCDアルバム以来のリリースとなる、Bracken名義としては3作目のアルバムとなります。
ダビーな緩やかなビート〜ダウン・ビート、ややチープでレトロな質感で細かく刻まれるドラム・マシーンによるパーカッシヴなビートと、仄かに霞んだトーンで漂うエコーのかかった歪んだシンセ、淡くにじんだサイケ〜スペーシーなシンセや、フィードバック・ノイズのドローン、トリッキーなエレクトロニック・サウンド〜エフェクト音などによる幽玄的なサウンドに、エフェクトのかかったぼやけたヴォーカル〜ヴォイス・サンプルの不鮮明な囁きのうた、陰のある静ひつでノスタルジックなうたも溶け込ませた、アブストラクトなエクスペリメンタル・ロック〜エクスペリメンタル・サウンド。寂寥感のあるうたが染みるヴォーカル入りのトラックから、声にエフェクトをかけたて霞ませたエフェクト・ヴォイスをフィーチャーしたドープでダビーなビート・トラック、インストのアンビエント〜ドローン、テクノ〜エレクトロ寄りのトラックなど、ダブ、ダウンテンポ、アブストラクト・ヒップホップ、エレクトロニカ、アンビエント、ドローン、エレクトロなどなど、これまでのChris AdamsのHood〜Brackenでのサウンドの雰囲気を引き継ぎながらも、今まで以上に多様な要素がミックスされたサウンドを展開。『We Know About The Need』でのビート+うたの世界と、『Eno About The Need』でのドローン〜エクスペリメンタル・サウンドの実験性が混じり合い、さらに昨今のカセット・テープ・レーベルのノイズ〜ドローン〜アンビエントなどのシーンや、Tri Angle〜Modern Loveなどの前衛的〜エクスペリメンタルなビート系の作品、James Blake〜Mount Kimbieあたりの作品などともリンクするアルバムとなっています。カセット・レーベルからの限定リリースということで、もしかしましたら次の展開を伺う上で習作的な多様なトラックを集めた作品なのかもしれませんが、各トラックで十分にこれまでのHood〜Brackenでの作品の流れも汲むうたやサウンドの魅力は発揮されている、引き続きHood〜Brackenのファンのかたにオススメなアルバムです。全9曲38分収録。カセット・テープで100本限定でのリリース。
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