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2006年作の前作『Solace』以来8年振りのリリースとなる、ニュージーランドの3人組Jakobの4thフルアルバム。前作のUS盤はGravefaceからのリリースでしたが、今作のUS盤はThe Mylene Sheathからのリリース。
なだらかに漂うギターの反響音のドローン〜伸びやかに舞い上がるトレモロ、浮遊感のあるシンセのドローンなどをレイヤードした雄大な広がりのあるサウンドと、叙情的で美しいストリングスや、力強いドラム〜低音の効いたベース、勢い良く空間を旋回するヘヴィーな轟音ギター〜キリキリと締め上げるように鋭く切り込むノイジーなギター・サウンドなどのアグレッシヴなサウンドとで展開されるドラマティックなインスト・ポストロック。これまでの作品で繊細なディレイ・ギターで演出していた静かな一面の方のサウンドでは、今作はギターの単音フレーズよりもドローン調の揺らめきのサウンドでの展開が多く、ラウドなパートのサウンド面では変わらずも、また以前とは少し異なるサイケ〜ドローンなサウンドも取り入れて来たアルバムとなっています。同じThe Mylene SheathのBeware Of Safety、Gifts From Enola、Caspianなどのポストロック・バンドや、God Is An Astronaut、Russian Circles、Sleepmakeswavesあたりのファンのかたにオススメなアルバムです。全7曲44分収録。パッケージは見開きの紙ジャケットですが、盤はCD-Rでのリリースとなっています。