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Obsil名義でもリリースしている、イタリアのGiulio Aldinucciの本名名義での2ndフル・アルバム。
一定のトーンで仄かに漂う優しいシンセのドローン、直線的に広がっていき空間を覆う伸びやかなシンセ〜反響音〜加工したヴォイス・サンプルのドローンなどと、シネマティックな映像的な雰囲気を演出しているフィールド・レコーディングのサンプルや、不規則に断片的に鳴らされる微細なエレクトロニクス〜微かなノイズなどのチリヂリとした瞬きのサウンドによる、デリケートなアンビエント〜ドローン〜エクスペリメンタル・サウンド。アブストラクトな崩した一面もありながらも、全体的にはアトモスフェリックな大らかな浮遊感や美しい儚さのある、前作『Tarsia』の流れを汲むサウンドを今作でも聴かせています。Dronarivm、Home Normal、Twice Removed、Hibernateなどのレーベルの穏やかなエクスペリメンタル系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全7曲43分収録。マスタリングをIan Hawgoodが手掛けています。引き出しのように中のCDを取り出す特殊な紙ジャケットで、限定200枚でのリリース。