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大ヒットした2012年作の『Attack On Memory』以来2年振りのリリースとなる、オハイオ州クリーブランドの3人組Cloud Nothingsの3rdフルアルバム。
勢い良くドタバタと駆け抜けていくドラム〜力強い推進力のあるベースによるアブレッシヴなリズム、激しくかき鳴らされる粗くささくれ立ったギター・サウンドと、サウンドのボルテージの高まりと共に絶叫ヴォーカルで感極まるエモーショナルな蒼いヴォーカルで展開される、疾走感溢れるギター・ロック〜インディー・ロック。今作では緩めのテンポのトラックは無く、前作でのノイジーなギターで激走するアップ・テンポのトラックの路線にのみ絞ったような、Hüsker Dü、Dinosaur Jr.、Pixies、Fugazi、Failure、Mission Of BurmaなどなどUSの80年代ハードコア、90年代オルタナ〜グランジ・バンドを彷彿させるサウンドを展開。ただ一方では荒っぽく突っ走るだけではなく、緊迫感と焦燥感がほとばしる切羽詰まった勢いの中にも、時おりセンチメンタルな叙情性やポップでメロディアスな面もかいま見せたり、また長尺の曲では異なる曲を1曲の中で組み合わせたような、ポスト・ロック〜エクスペリメンタル・ロックとも繋がるプロダクションも取り入れるなど、前作同様にCloud Nothingsならではのソングライティングのセンスも光るアルバムとなっています。前作のファンだったかた、USのインディー・ロック〜エモ〜ハードコアのファンのかたにに今作もオススメなアルバムです。全8曲31分収録。
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