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Secedeとのコラボ・アルバム、デジタル・オンリーでの未発表音源のリリースなどはありましたが、単独名義のCDでのアルバムとしては2009年作の『Myam James 2』以来4年振りのリリースとなる、Reimer EisingによるKettelのフルアルバム。今作はタイトル通り、Kettelが音楽を手掛けたPlayStationのオンラインゲーム『Ibb & Obb』のサントラ・アルバムとなります。
リズミカルなブロークン・ビート、ジャジーなドラム〜ゆったりとしたドラムのダウン・ビートとグルーヴィーなベースによる心地良い躍動感のあるリズムと、きらびやかなエレクトロニクス〜透明感のあるシンセ、ギター〜ハープ〜シンセ〜ピアノなどの弦楽器〜鍵盤楽器のムーディーなサウンドなどによる、ファンタスティックなポップ・エレクトロニカ。ゲーム音楽のサントラとは言え8ビット・ポップ〜チップ・チューンのようなピコピコしたサウンドになっているわけではなく、これまでのKettelのキャッチーでメロディックなサウンドの流れを汲む、ウォーミーなエレクトロニカ作品に仕上がっています。ビートの効いたダンサブルなトラックより緩めのテンポでシンプルな構成のトラックが多いですが、綺麗ななうわもののメロディやドリーミーな柔らかいエレクトロニック・サウンドは健在なので、これまでのKettelの作品のファンのかたに今作も引き続きオススメなアルバムです。全26曲74分収録。
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