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Nathan Fake、Luke AbbottなどをリリースするUKの人気レーベルBorder CommunityのオーナーでもあるJames Holdenの、オリジナル・アルバムとしては2006年作の1st『The Idiots Are Winning』以来7年振りのリリースとなる2ndフルアルバム。
ノイズ混じりの粗い質感でもったりと刻まれるトライバルなビート〜アブストラクト・ビート〜4/4ビートなどを使い分けた、少し崩した不規則感もある不穏なビートと、歪んでうねるトランシーな催眠シンセ、スペーシーな浮遊感のあるシンセ、フリーフォームに行き交うトリッキーなエレクトロニクス〜エフェクト音〜クランチ・ノイズ、楽器のひとつとして取り入れられたような不鮮明なコーラス〜呪術的なヴォイス・サンプルなどによる、ミステリアスなトリップ感満載のテクノ+エクスペリメンタル・ロック。民族音楽、コズミックなエレクトロニック・ロック、クラウト・ロックなども消化した、特異な形ではありながらもクラブ・ミュージックのフォーマットに沿ったビート・トラックだけでなく、すでにテクノ〜クラブ・ミュージックからは逸脱しているサイケなインストのアヴァン・ロック寄りのトラックも展開。テクノとは離れた要素なども取り入れた、独創性と実験精神が溢れる異形のビート・トラックを繰り広げているアルバムとなっています。全15曲75分収録。
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