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コラボ・リリースや『The Disintegration Loops』のボックス・セットなどのリリースはありましたが、ソロでのオリジナル・アルバムとしては2009年年末リリースの『Vivian & Ondine』以来のリリースとなるWilliam Basinskiのフルアルバム。00年代は毎年コンスタントにアルバムを出していたので、今回は3年半の間隔が空いて久しぶりのリリースとなりました。
今作はタイトル・トラックにもなっている41分のトラック「Nocturnes」と、28分のトラック「The Trail Of Tears」の2曲の長尺のトラックを収録。「Nocturnes」は30年以上も前に録音されていたプリペアド・ピアノのテープをループさせたトラックで、ほんのりとした淡いぼやけたトーンのピアノの五月雨のフレーズが、静寂の空間の中で淡々と、しみじみと響いていく幽玄的なピアノ・アンビエント・トラック。劣化したテープの音質が天然のエフェクトとなっている、仄かに霞がかった空間のぼやけた雰囲気とにじんだピアノの音がひとつに混じり合っているような、儚い瞑想的な世界を作り上げています。「The Trail Of Tears」は元々は2012年に公演が行われたRobert Wilsonのオペラ「The Life And Death Of Marina Abramovic」に提供されていた音楽からの抜粋となります。こちらもテープ・ループを使って制作された楽曲で、延々と続いていくようなゆらゆらと漂うおぼろげなドローン・サウンドに、物音のような単発的なサウンドの断片が微かに取り入れられてループされていき、最後はピアノの低音を増幅させたドープなドローンで終焉を迎えるミニマル・アンビエント〜ドローン・トラック。どちらのトラックもWilliam Basinskiらしい、ミニマルなループ・サウンドなのに深遠で奥深い世界を作り出している、これまでの作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全2曲68分収録。
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