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Valeotの主宰者であり、当レーベルからリリースするSlon、Tupolevのメンバー、Port-Royalのチェロのサポートメンバーとしても活動している、オーストリアのAlexandr Vataginのソロ名義でのフルアルバム。ソロとしては2009年作のEP『Shards』以来のリリーストなります。
今作はGiulio Aldinucci(Obsil)、Hideki Umezawa(Pawn)や、ValeotからリリースしているThe Pattern TheoryやTupolevのメンバーなどを各トラックでフィーチャーした、コラボ形式で制作。参加アーティストによるエレクトロニクス、アコギ〜ギター、ピアノ、ドラムなどと、マルチ演奏者のAlexandr Vataginによるストリングスやエレクトロニック・サウンドなどをミックスした、フリーフォームでミニマルなエクスペリメンタル〜エクスペリメンタル・ロック〜エレクトロ・アコースティック・サウンド。今までの作品同様にアヴァンギャルドな面も少しありながらも、アブストラクトなサウンドを繊細に重ね合わせて、マイクロ・エレクトロニック・サウンド〜細かいまたたきのノイズ・サウンドと、オーガニックな生楽器が有機的に絡み合ったデリケートななサウンドを作り上げています。前作に引き続き。Hapna、12K、Line、Rune Grammofon、Raster_Notonあたりのレーベルの、繊細で美しいエクスペリメンタル系の作品のファンのかたにオススメです。全8曲30分収録。
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