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これまで主にLeafから作品をリリースしていたフランスの女性アーティストCecile SchottによるColleenの、2007年作の前作『Les Ondes Silencieuses』以来6年振りとなるフルアルバムがSecond Languageからリリース。今作はSecond Languageが2013年の春から新たにはじめた、縦長のハードカバーの本型の紙パッケージで作品をリリースする「Library Series」でのリリースとなります。Library Seriesは今作がDirectorsoundに続く2作目のリリースになりますが、2,3作目とリリースの順番が前後したのか、カタログ番号上では今作はLibrary Seriesの4作目となっています。
柔らかいアコギのアルペジオ〜優しく降り注ぐ五月雨のアコギのアルペジオ、さらにストリングス、オルガン〜ピアノ、クラリネット、弓などの多彩な楽器を使った朴訥としたフォーキー・サウンドと、オルゴール〜ベル〜微細なエレクトロニック・サウンドなどの儚く細やかなサウンドなどに、Colleen自身の歌声によるハーモニックなコーラスやしっとりとした淡い囁きのうたもフィーチャーした、デリケートでノスタルジックなフリーフォーク〜エクスペリメンタル・サウンド。サウンド全体の印象はこれまでと変わらずトラディッショナル&クラシカルなエクスペリメンタル・フォーク調のサウンドながらも、今までの作品はインストでしたが今作では彼女のしっとりとしたヴィーカルも全面的に取り入れて、サウンドだけでなくうたでも温もりのある世界を作り出しているアルバムとなっています。Grouper、Jessica Bailiff、Joanna Newsom、Julia Holter、Juana Molinaなどがもっと穏やかでほのぼのとした雰囲気になったようなアコースティック作品です。全11曲39分収録。