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1stアルバムが好評価を得て一躍世界的な注目を集めるアーティストとなった、UKのJames Blakeの2ndフルアルバム。こちらはUniversal傘下のRepublicからリリースされたUS盤になります。
鼓動のような緩やかなダウンビート、淡々としながらもシャープなキレもある繊細なアブストラクト・ビートや、ダビーな重みのあるベースによるゆったりとしたグルーヴのリズムと、霞がかった幽玄的なアンビエント・シンセ〜艶やかなピアノなどによる淡いまどろみのサウンドに、もの悲しさとソウルフルなムードが入り混じるうたがスムースに溶け込んだ、独創的なエレクトロニック・サウンド〜ベース・ミュージック+エクスペリメンタル・ロック〜エクスペリメンタル・ポップ。引き続きヴォーカルを入れたダブ・ステップの変異体といった感じを基本にしながらも、ソウル、ダウンテンポ、ハウス、アンビエント、ポップ、ヒップホップなどなどがブレンドされた、ひとつの枠に収まらないハイブリッドなサウンドで、かつ一聴してJames Blakeのものだと分かる独自の世界を作り上げています。巧みなサウンド・プロダクション、神秘的〜幻想的なサウンドの世界観はRadioheadやBon Iverなどに通じるものがありますが、彼ら以上にむき出しの「念」のようなものが生々しく浮かび上がる、濃密なメランコリーが充満するサウンドとうたを今作でも聴かせています。引き続き前作がお好きだった方にもオススメなアルバムです。RZA(Wu-Tang Clan)、Brian Enoをフィーチャーしたコラボ・トラックをそれぞれ1曲ずつ収録した全10曲39分収録。
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