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NYブルックリンの5人組の2005年作のデビューフルアルバム。
斬新なプロダクションや目新しいことをしているわけではないのですが、ポストパンク~ローファイ~オルタナ~インディーロックなどの素養を絶妙に自身のサウンドへとブレンドして、インディーファンの胸を揺さぶるメロディとサウンドが詰まった素晴らしき作品を1作目から届けてくれました。Strokes~Joan Of Arc~Radiohead~Arcade Fire~Cureまで彷佛させる、感極まって裏返ってしまうダンディなヴォーカル、Galaxie 500~Yo La Tengo~Lunaラインの不安定に蒼く揺れる繊細なギターフレーズとオルガン、ジャングリーなギターカッティングとガレージッシュでスキのあるドタバタとしたリズムで、さらにFeelies、Talking Heads、Pavement的な要素も持って展開されるギターロック。メロディもアレンジも全体的にキャッチーに仕上げているわけではないのですが、よれよれしながらもポップで痛快な勢いが音の節々からあふれている1枚です。