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チリ出身で現在はベルリンを拠点に活動しているRicardo Villalobosの、単独名義のCDリリースとしては2008年作の『Vasco』以来4年振りのリリースとなるフルアルバム。
先に『Dependent And Happy - 1』〜『3』の3部作の12インチ合計5枚組でリリースされていましたが、CDでのアルバムはその12インチ5枚のトータル全14曲から3曲を除いた11曲を、Ricardo Villalobos自身がミックスCDして仕上げたものになります。4/4ビートの疾走感のあるダンサブルなリズムを基調としながらも、グルーヴ感はそのままに微妙に崩したトリッキーに入り組んだビート・プログラミング〜ドラム・プログラミングを見せる細部まで凝った緻密なビートに、シンセ・ベース、ほんのりと微かに漂う催眠的なシンセやヴォイス・サンプル、断片的な細かいエレクトロニック・サウンド〜エフェクト音などのディープでエキセントリックな音響サウンドが有機的に絡み合うミニマル・テクノ〜ミニマル・ハウス。音数の少ない反復のサウンドのなかで、創造力に満ちたビートとサウンドが躍動する、Ricardo Villalobosならではのレベルの高いトラックが満載のアルバムとなっています。これまでの彼の作品のファンのかたなら間違い無しの1枚です。前述の通りCDバージョンは曲間のブランク無しで楽曲が繋がったミックスが施された全11曲78分収録。
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