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これまでAhornfelder、Crónicaなどからアルバムをリリースしている、カナダのNicolas Bernierの2枚組アルバムがHome Normalからリリース。Home Normalからは2010年作の『The Dancing Deer EP』に続く2枚目のリリースとなります。
ぽろぽろと細かくつま弾かれ降り注ぐ五月雨のピアノフレーズをメインに、鉄琴、メロディカ、ヴィヴラフォン、チェロなども加えたムーディーで緩やかなサウンドと、物音のようなわずかながらの崩したリズム、クランチノイズ〜グリッチーなエレクトロニック・サウンド、妖しく霞がかったディープなシンセ〜フィードバックなどをあわせた、エクスペリメンタル〜ダーク・アンビエント・サウンド。アブストラクトで仄暗い陰のある雰囲気も持ったサウンドながらも、穏やかで聴きやすいメロディックな面もある、シネマティックでムーディーなサウンドをしっとりと聴かせています。Disc-1の『Music For A Piano』のほうがピアノを前面に出したクラシカルなテイストもある作品で、Disc-2の『Music For A Book』のほうは使っている楽器は変わらずも、Disc-1よりややダークでドローン調のドープなトラックもある作品となっています。Disc-1に全7曲41分、Disc-2に全7曲42分収録。
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