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FenneszことChristian Fenneszの、本名名義でリリースされたフルアルバム。今作は同郷のオーストリア人監督Edgar Honetschlägerの、日本を舞台にした映画「AUN」(*阿吽)のために制作したサウンド・トラック・アルバム。通常のリリースのアルバムとは異なるサントラ作品のため、FenneszではなくChristian Fenneszでのリリースなのかもしれません。
淡いもやのかかったぼやけたシンセ〜シンフォニックなシンセのドローン、幽玄的なフィードバックなどの一定のトーンで佇むなだらかなサウンドと、チリヂリとしたクランチノイズ〜プチノイズ、微細なエレクトロニクスや、残響音が微妙に揺れながら反響するピアノ〜ギターなどの五月雨のフレーズなどの儚いデリケートなサウンドとで聴かせる、ノスタルジックで美しいミニマルなエクスペリメンタル〜アンビエント・サウンド。Fenneszがこれまでの自身のサウンドに、その映画の映像から「和」のテイストや「禅」「侘び寂び」を感じさせるようなイメージを投影させたような、叙情的かつスピリチュアルな崇高さも感じさせる世界を作り上げています。まず映像ありきで作られた楽曲ではありますが、だからこそこれまでのFenneszとはまた少し異なる趣のある作品となっています。2007年作の坂本龍一との共作『Cendre』から「Aware」「Haru」「Trace」の3曲が収録されていますがその他の楽曲は新曲ですので、サントラアルバムではありますがFenneszの新作と思っていただいても問題のないアルバムです。全15曲52分収録。映画のシーンを収めた28ページのブックレットも付いています。
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