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2009年にTouchからリリースされた『Vectors』以来3年振りのリリースとなる、Loop、Mainなどで活動して来たRobert HampsonのソロアルバムがEditions Megoからリリース。
四方八方で細かくチリヂリと鳴らされるクランチノイズ〜エフェクト音、アブストラクトなエレクトロニック・サウンドの断片などの精緻なまたたきのサウンドと、空間に張り巡らせた金属的な高音の信号音、ノイズのドローンや、奥のほうで不規則に鳴らされる物音のような崩したドラム、ピアノやガムラン、フィールドレコーディング・サンプルなどの、次々に浮かび上がる多様なサウンドが細やかに絡みあうミニマルなエクスペリメンタル〜ミュージック・コンクレート。前作の『Vectors』と同じく静ひつな空間の中で、多様で多彩な各音を緻密に組み合わせて構築していくことで、無機質な響きの音から有機的な動きのある世界を作り出しているとでも言うような、奥深いサウンドアートのような作品に今作も仕上がっています。前作に引き続き、Raster_Noton、Line、Crouton、Cronicaなどのレーベルの、緻密でストイックで実験的な電子系の作品のファンのかたにオススメなアルバムです。全3曲54分収録。CDはステレオ・バージョンで、DVDにはCDと同楽曲の5.1 サラウンド・ミックス・バージョンが収録された、CD+DVDの2枚組でのリリースとなっています。
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