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n5MDからコンスタントに良作のリリースを続けるLights Out Asiaの、2010年作の前作『In The Days Of Jupiter』以来2年振りのリリースとなる5thフルアルバム。これまでは3人組でしたが、ギタリストが脱退して今作から2人組になっています。
どっしりとしたキックのダウンビート〜細かく入り組んだグリッチーなブロークンビート〜直線的な勢いのあるアップテンポのエレクトロニック・ビートなどのリズミカルなビートと、艶やかで美しいシンセ〜壮大な広がりのある伸びやかなシンセフレーズや、緩やかに浮遊するデリケートなギターフレーズ〜ダイナミックに込み上げていくノイジーなギターサウンド、儚気なウイスパーヴォーカルによるロマンティックなうたなどで聴かせる、ドラマティック&ドリーミーなアンビエント・ポストロック〜アンビエント・エレクトロニカ〜エレクトロニック・ロック。ギタリストが脱退したことで若干これまでよりシンセ主体のアンビエント・ポップ〜シンセ・ポップとも通じるトラックも見せていますが、基本はこれまでのサウンドと変わらずシンセとギターと打ち込みのビートを組み合わせて、シューゲイズ〜アンビエント〜エレクトロニカ〜ポストロックがミックスされた麗しい世界を作り上げています。前作の『In The Days Of Jupiter』に引き続き、今作もインストだけでなく全体の3分の1ほどはヴォーカルをフィーチャーしたうた入りのトラックとなっています。これまでのLights Out Asiaの作品のファンの方や、Port-Royal、To Destroy A City、Asonatなどのn5MDのアーティスト、American Dollar、God Is An Astronaut、Ulrich Schnauss、M83などのファンのかたに今作もオススメなアルバムです。全12曲71分収録。
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