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2005年作の前作『Cinder』以来7年振りのリリースとなる、オーストラリアの3人組Dirty Threeの8thフルアルバム。2ndアルバム以降10年間作品をリリースしていたTouch And Goのリリース活動停止に伴い、久々のリリースとなる今作はDirty ThreeのMickとJimのプロジェクトTren Brothersのリリースで繋がりのあった、同じくUSインディーの老舗Drag Cityからのリリースとなりました。
テクニカルに細かく乱打されるフリーフォームなドラム〜ゆったりとしたスロウなグルーヴを細やかに叩き出すドラムに、弛緩したやわらかい五月雨のギターフレーズ、朴訥としたアコギ、アグレッシヴな勢いのある粗い歪んだサウンドなどを使い分けたギターサウンドと、ブルージーな渋み〜センチメンタルな哀愁を感じさせるヴァイオリン、さらにほんのりとした優しいピアノ〜シンセなどもトラックによっては取り入れた、3者3様の演奏ががっちりと噛み合ったインスト・ポストロック。前作『Cinder』はゲストヴォーカルをフィーチャーしたトラックもあり、全体的に穏やかなトラッドフォーク寄りのイメージのある作品でしたが、今作は同じオーストラリアのTriosk〜Spartakのようなフリージャズや、Western VinylのBalmorhea〜Slow Sixのようなクラシック+アコースティック・サウンドのポストロック、Silver Mt.ZionやCalexicoあたりも彷彿させるサイケフォーク〜トラッドフォーク〜カントリーなどの多様なテイストがブレンドされたような作品に。アヴァンな激しいさもあり、しっとりとした泣きの叙情性もあり、スモーキーにくすんだ大人っぽさもあり、雄大なドラマティックさもある、演奏のスタイルは変わらずとも各曲で色んなパターンで様々な情景を描き出しているアルバムに仕上がっています。結成20周年の年のリリースにふさわしい、これまでのDirty Threeの作品のファンの方に大スイセンなアルバムです。全9曲41分収録。
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